高血糖と合併症とAGEの関係

高血糖と合併症とAGEの関係

糖尿病の合併症を引き起こすAGE

糖尿病の合併症を引き起こす直接の原因となる物質にAGEがあります。

 

 

AGEはAdvanced Glycation Endproduct(終末糖化産物)の略で高血糖になるとこのAGEを蓄積させてしまいます。

 

 

まずAGEの影響をもっとも受けやすいのが血管です。

 

 

血管の壁を形成するのはコラーゲンなのです。

 

 

そして過剰な糖分を摂取することでその糖分が付着するのですが、その付着した糖分のなかに変異するものが存在するようになります。

 

 

その変異物質をアマドリ化合物と言います。

 

 

このアマドリ化合物と糖が結合するとAGEになります。

 

 

少しわかりやすく説明すると、コラーゲンに付着したマドリ化合物と糖が丁度、パズルのピースが合致するように結びついてしまうことでコラーゲン同士がくっついて柔軟性を失ってしまい硬くなったり詰まりやすくなってしまいます。

 

 

そうなると血管は血液にのせて栄養や酸素を体全体に巡らす役目をしていますので、これが詰まるということは血管が死ぬ、もっと言えばその血管が詰まった部分にあった臓器は死ぬということです。

 

 

もう何となくピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、これが壊疽などの糖尿病性の合併症を引き起こすわけです。

合併症をもっとも起こしやすいのは目、腎臓、手足など体の末端

上の記事で高血糖になりAGEが蓄積することで血管が痛んで詰まってしまうと書きました。

 

 

血管につまるのはブドウ糖ではなく、「AGE・ポリオール・プロテインキナーゼC」という物質です。

 

 

これが合併症を引き起こす3大物質となるわけです。

 

 

ただ、ポリオールとプロテインキナーゼCは高血糖以外の原因でも数値が変化するので直接的な原因とはなりませんが合併症を加速させる物質であることには変わりありません。

 

 

さて、これらの物質の蓄積で最も合併症に移行しやすいのが細い血管が無数に存在する臓器や手足などの体の末端です。

 

 

糖尿病の合併症には手足の壊疽や腎症、網膜症が代表的ですが、それはこれらの臓器に張り巡らされた血管が細く数も多く脆いからです。

 

 

この中でもっとも早く影響が出るのが神経(手足のしびれ、最終的には壊疽)、続いて腎臓、最後に目の順です。

 

 

これらの合併症は糖尿病を発症してから3年以上たってから出るのが特徴です。

 

 

境界型糖尿病など隠れ糖尿病の方は気づかないうちに糖尿病を発症していることがありますので、医者から確定診断受けてから3年経ってないのに合併症が表れたという具合に合併症の発症年数を短く錯覚してしまうかもしれません。

 

 

ちなみに糖尿病でこれらの合併症になる人がどれくらいの割合でいるかというと神経障害が70%、腎臓が30%、目が30%程度です。

 

 

特にAGEが蓄積すると高血糖など糖尿病でなくても合併症を発症することがあるので、糖尿病の方や予備軍の方は本当に高血糖の治療を真剣に考えられたほうが良いです。

 

 

ただ希望もあって糖尿病は完治させることはできませんが、合併症は完治させることが可能です。

AGEの蓄積を抑制するにはどうすれば良いか?

まずは投薬(AGE阻害薬)によってAGEの蓄積を抑制することが可能です。

 

 

次にAGEを生み出す原因となる高血糖を改善するために食生活の見直しをしなければなりません。

 

 

具体的にはAGEを大量に含む食物を摂取しないようにしていきます。

 

 

食品名 1日あたりの摂取量許容範囲
コーラ 禁止
コーヒー ブラックや微糖に限り1日1杯まで
肉や魚の焦げ 禁止
トースト 焼かないならOK、白パンは避けてライ麦パンに変更
砂糖やはちみつ できるだけ使わない、オリゴ糖などで代用
醤油 2ccまで
緑茶などのカテキン AGEを減らす効果があるので飲みましょう

 

 

もっと厳しく制限する方法として加熱調理したもの全般、野菜はなるべく生で摂取すると良いのですが、そうなると食べられるものがかなり制限されるので極力食べないというところから始めて下さい。

 

 

そして喫煙もAGEを蓄積させてしまうのでやめましょう

 

 

最後に酸化ストレスを溜めないようにして下さい。

 

 

具体的には紫外線を避けて下さい。

 

 

これらの食事制限や生活週間の見直しはきちんと実績があった方法をご紹介しています。

 

 

特に食生活の見直しはAGE阻害薬以上の成果を上げています。

AGEが引き起こす最悪の合併症、アルツハイマー(痴呆症)

AGEが蓄積するとアルツハイマーになるリスクが大幅に上昇してしまいます。

 

 

アルツハイマーになると老人斑という特徴的な斑紋が脳細胞に出来るのですが、その老人斑にはAGEが大量に蓄積していることが分かっています。

 

 

この糖尿病とアルツハイマーのコンボは患者本人にとっても辛いのですが、それを介護する羽目になる家族はもっと大変です。

 

 

カロリー制限や糖質制限、決まった時間に薬を飲ます、トイレの介助、徘徊の防止など健常者アルツハイマー患者の何倍もの気配りが必要になります。

 

 

要するに糖尿病患者のアルツハイマーは言葉は悪いですが、家族とって非常に面倒くさくて神経を使うのです。

 

 

血糖値関係の薬の飲み忘れは命にかかわることがありますからね。

 

 

ここで一度、考えてみて下さい。

 

 

もしあなたが糖尿病+合併症+アルツハイマーのトリプルコンボを患った状態で介護生活に入ったとしたら・・・。

 

 

貴方の家族はきちんと介護してくれるでしょうか?

 

 

お金のある方は施設に入ることも考えられているかもしれませんが、そこまでの準備が難しい方は家族に大きな負担を与えてしまいます。

 

 

ボケてしまえば介護中に虐待に遭っていたとしても分かりません。

 

 

「自分の家族は大丈夫、しっかり助け合いが出来る!!」

 

 

と言いきれる方は構いませんが、自分のためにも家族ためにも予防、改善活動を始められることをおすすめします。

 

 

それというもの私の父も最近、少し痴呆ぽい症状が出始めており、1日に何回もお漏らしなどしてしまった時はストレスの溜まった母に怒鳴られていることもあります。

 

 

仕方ない、どうしうようもないと頭では分かっていても実際はこのようなことやるせないことが起こってしまいます。

 

 

母も怒鳴ってしまったあとは後悔して落ち込んでしまうこともあります。

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