腸内環境が悪いと低血糖症を起こしやすいのは本当です
腸内環境が悪いと低血糖症を起こしやすいのは本当です。
コチラの記事で腸内環境が悪いと高血糖のリスクがあるという記事を書きましたが、実は低血糖症にもなりやすいのです。
ただ性質が少し違っていて便秘の場合は高血糖症になるリスクが高く進行もじわじわなのに対し、下痢を起こすとなりやすい低血糖症はすぐに症状が表れることがあります。
具体的な理由は以下の通りです。
私の父は糖尿病であるということを本サイトでご紹介していますが父は胃腸が弱くしばしば胃腸炎や風邪などの病気からの下痢によくなります。
しかも父は脱肛もあって下痢をすると垂れ流し状態になりとまらなくなります。
その結果、体の水分が急激に奪われて脱水症状を起こしてしまうので血糖値が急激に下がってしまいます。
具体的にどんな症状になるのかというと極度の疲労感や倦怠感で立っていられなくなり、血圧が低下しますので夏場なのに「寒い寒い」と言いながらガタガタ震えてしまうこともあります。
対処法としては、とりあえず応急処置でブドウ糖を摂取させます。
その後も2時間〜3時間は油断できない状態が続くので、深夜であれば介護のために家族はその間眠れなくなります。
年をとると足腰も弱くなりますし、老人でなくても合併症の神経障害で糖尿病性の壊疽を起こし手足を切断している場合であればトイレに間に合わないので高確率でもらしてしまいます。
ただ単に足が不自由でトイレにいけないだけならば最悪、翌朝にオムツ交換でも良いのですが糖尿病患者の下痢(おもらし)の場合は症状が酷いと低血糖症に起こすこともありますので放置ができません。
だから我が家でも糖尿病の父が風邪などで下痢をしている時は心配で安眠できません。
もしものことがあれば体重70キロ以上ある父を母だけでトイレ介助できないですし、低血糖を起こしてから数時間は症状が快方に向かっても安心できない状態が続きます。
ちなみにオムツをしていても履き替えさせている間にもらすこともありますので、履き替えさせる前に座れるようであればとりあえずトイレで中身を全部出させたほうが良いかもしれません。
その間にブドウ糖摂取や水分補給が出来そうであればさせて下さい。
自力では無理そうであれば脱脂綿等に含ませた砂糖水やジュースを歯茎や唇に塗ってあげると良いでしょう。
ただ重度の低血糖状態が長く続くと命の危険も出てきますので、いよいよどうしようもない状態であればすぐに病院に連れていって適切な治療を受けさせて下さいね。
これは実際に父のトイレ介助をした私の経験談です。
このように腸内環境が悪くよく下痢をする方は低血糖症になりやすいので警戒が必要です。
お腹を壊しやすいから食べないという選択肢をしないほうがよい
父は下痢をすると低血糖症をよく起こしていたので、食事を極度に制限することがありました。
水分も下痢をしているからとまったく摂らないこともありました。
糖尿病でない人であればお腹の調子が少し改善するまで食べないという選択肢をしても、それほど大事にはならないと思いますが糖尿病患者の場合は注意が必要です。
ただでさえ下痢を起こすとそれだけで低血糖症を起こす可能性があるのに、食事を抜いたり極度に制限してしまうとブドウ糖不足や水分不足で低血糖を加速させてしまいます。
ですので酷い嘔吐がある場合であれば別ですが、そうでないならば下痢をしている時でも安易に食事を抜いたりせずに消化の良いものを食べるほうが良いです。
酷い嘔吐+下痢で口からのブドウ糖摂取ができない状態であれば即病院での治療が必要です。
すでに血糖値を下げるお薬やインスリン注射をしている方であればなおさらです。
人間は腸に免疫細胞の6割以上があり、栄養も腸から吸収します。
腸内環境が悪いと糖尿病を悪化させます。
私も低血糖症は経験していますが、低血糖症による倦怠感は死を感じてしまうほど辛いです。
もし自分はお腹が弱いということであれば便秘症の方も腹を下しやすい方も、ぜひ腸内環境の健康維持にも目を向けるようにしていきましょう。












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