糖尿病合併症の進行速度と症状

糖尿病合併症の進行速度と症状

糖尿病性合併症の進行速度および症状、手遅れの症状までを解説

この記事ではそれぞれの合併症がどのように進行していくのか、合併症の見分け方、そして手遅れの判断となる症状について以下に解説していきます。

 

 

糖尿病性の合併症は神経障害、腎症、網膜症の順で発症しやすくなっています。

 

 

特に神経障害は重度の糖尿病になる前の比較的に症状が軽いうちから表れることがありますので注意が必要です。

 

 

以下、表とその解説をご覧ください。

 

 

糖尿病性腎症、神経障害、網膜症の進行速度および判断基準と手遅れサイン

神経障害

0年(糖尿病発症) 3年後〜(初期) 7年後〜(中期) 12年後(末期)
殆ど自覚症状がありません 無症状または軽いしびれを感じる

・指先や足先のしびれ
・足の裏に何か触れているような不快感
・付けていないのに手袋や靴下をはいているような感覚がある
・手足が熱い、冷たい
・こむら返りをよく起こすようになる

顕著な手足のしびれ・痛みとして感じる

・自律神経の異常を感じる
・たちくらみ、めまい、胃の不快感、吐き気、便秘や下痢
・冷え性、勃起不全を起こす

無痛、感覚が無い

・火傷や怪我に気付かない
・知らない間に痣ができていることが多い
・怪我が治らない、化膿したまま壊疽を起こす

【ここまでいくと手遅れです、完治不可能】
神経障害が末期になると無痛または感覚がなくなる。
神経が死んでいるので壊疽を起こす、治療は切断となる

 

【糖尿病性の神経障害を見分けるポイント】
糖尿病性の神経障害は手足の指先からしびれが起こり、拡大していく。
片方のみ症状が出ることが無く、進行すると必ず両手、両足またはその全てで起こる。
例えば、右手のみなど片方のみに症状が出てすぐ治る場合は一時的なものである可能性が高い。

 

糖尿病性腎症

・腎不全期に該当、腎機能の殆どが失われている

0年〜3年後 5年〜7年後 15年〜17年後 20年〜22年後
殆ど自覚症状がありません 微量のアルブミン異常(アルブミンが19〜300) 尿たんぱく(アルブミンが301以上)

・早期腎症、顕性腎症に該当
・足から全身へむくみが拡大する
・高血圧が悪化する

腎不全・血液透析

【ここまでいくと手遅れです、完治不可能】
腎不全を起こしている(血清クレアチニン1.10以上)・血液透析(血清クレアチニン8.00以上)

 

【糖尿病性の腎症を見分けるポイント】
糖尿病性の腎症特有の症状が無いため、検査以外で知ることがほぼ不可能です。
尿中微量アルブミン検査を定期的に行うようにしてください。

 

糖尿病性網膜症

0年〜5年後 12年〜14年後 17年〜19年後 22年後
殆ど自覚症状がありません 単純網膜症

・無症状であるが毛細血管からの検査すると出血跡が見られる
・網膜がもろくなる
・網膜血管内にコブができ、破裂して出血することもある
・網膜内に血流障害が起こる

増殖前網膜症

・出血や白斑が拡大
・新生血管ができる(異常な血管が硝子体に向かってのびる)
・増殖網ができる

増殖網膜症【末期】

・牽引性網膜剥離が起こる
・大出血が起こると失明

【ここまでいくと手遅れです、完治不可能】
増殖網膜症に移行し且つ、新生血管の周りに異常細胞ができて網膜剥離を起こしている。
増殖網膜症に移行しても新生血管が網膜内に留まっている段階であれば治療可能、ここが最終ライン

 

【糖尿病性の網膜症を見分けるポイント】
眼底出血は糖尿病性の網膜症特有の症状です。
症状が見られた時点で発症から5年ほど経過している可能性あるのですぐに医療機関で検査を推奨します。

 

 

この表で示した各合併症の進行速度や症状はあくまで目安です。

 

 

生活習慣や体質によっても変わってきますので、何かしらおかしいと感じる症状があるのであれば、できるだけ早く医療機関に相談しましょう。

糖尿病の合併症いろいろ、こんな合併症も起こします

糖尿病の3大合併症と言えば、神経障害、腎症、網膜症ですが、そのほかにも糖尿病性の合併症は存在します。

 

 

この記事ではあまりメジャーではないけど、こんなのも合併症なんですよという症状をご紹介していきます。

 

 

脳卒中のリスク3倍、糖尿病性の動脈硬化

動脈硬化と言えば糖尿病とは直接関係のない病気と思われがちですが、糖尿病を患っている人は程度の差こそあれ、動脈硬化を起こしやすい体質になっています。動脈硬化というのは動脈内にプラークと呼ばれるコレステロールの塊ができて血管を塞いでしまう病気です。

 

 

症状が加速すると血管がプラークで塞がるばかりかプラークが破れて出来た血栓が血液と一緒に流れて脳や心臓ななど他の血管を塞いでしまい、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険性が高まります。糖尿病患者がこれらの疾患を引き起こす確率は健常者の3倍高くなっており血糖コントロールに気を配ることはもちろん、高血圧や喫煙やストレス、食生活といった生活習慣全般を見直す必要があります。

 

 

恐ろしいのが、最悪の結果となって表れるのが発症から数年から10年以上経ってから病気として爆発するところです。少しずつゆっくり進行するので「気付かない」「軽視しがち」「気付いた時には手遅れ」という糖尿病性の合併症特有の危険性を孕んでいるところです。

 

 

血糖コントロールの邪魔をする糖尿病性の歯周病

まだ確実なデータはありませんが、糖尿病と歯周病は関係性が高いことが分かっています。糖尿病になって高血糖状態が続くと浸透圧の作用で多尿になり体内が水分不足になってしまいます。

 

 

そうすると口内が乾燥して歯周病菌が繁殖しやすい口内環境を作ってしまいます。糖尿病患者はそのせいで歯周病が悪化しやすく、せっかく血糖コントロールを頑張っていても上手くいかないこおtも知られています。特に悩みで多いのが口臭です。

 

 

さらに歯周病菌が体内に侵入すると心筋梗塞など他の病気のリスクも上がってしまいますので、糖尿病患者にとって歯周病は馬鹿にできない合併症なのです。

 

 

食事、運動、投薬でしっかり治療しているのに経過が良くないという場合には歯周病を疑ってみても良いと思います。

 

 

健常者の最大4倍の確率で発症、糖尿病性の認知症(アルツハイマー)

糖尿病患者が将来的にもっとも避けなければならないのが認知症です。健常者と比較して糖尿病患者の認知症発症リスクは2倍〜4倍と言われています。

 

 

認知症になると本人による血糖コントロールはもちろん、介護が必要になっても家族でさえ投薬や食事介助が難しくなります。

 

 

健康な人の認知症介護も大変な苦労があるのに、投薬管理、食事管理が必要な糖尿病患者の認知症はその比ではなくなります。最悪、家庭での介護に限界が来るのも早いでしょう。

 

 

健康の維持ばかりか家族不和も招いてしまう、そんな危険性が高いのが糖尿病患者の認知症です。

 

 

今の症状で判断するのではなく10年、20年先を見据えて予防をしていくことで自分だけでなく家族も救うことになるということを認識しましょう。

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