インスリン 血糖値を下げる

血糖値を下げるにはインスリンの働きが不可欠です。

だったら「インスリンをたくさん合成できれば血糖値は上がらないのではないか？」

と思われる方も多いでしょう。

インスリンの合成を促進する成分には亜鉛やビタミンＢ6やビタミンＢ3などがあり、亜鉛はインスリンの合成に必須の成分ですし、ビタミンＢ6はビタミンＢ6（ナイアシン）の合成に必要な成分です。

これらを十分に摂取できれば確かにインスリンの合成が促進されるでしょう。

しかし次に頑張って合成されたインスリンを十分な量分泌できなければいけません。

インスリンの分泌を促進する成分といえばビタミンＤやタウリン、サポニンという成分があります。

ビタミンＤはキノコ類や太陽の光を浴びることでも合成されます。

サポニンは最近、糖尿病や更年期障害のサプリメントに使われるくらい有名な成分です。

サポニンは高麗人参や田七人参に多く含まれています。

タウリンはタコでしょうか、栄養ドリンクでもお馴染みの成分です。

しかし、ご存じでしょうか？

糖尿病で高血糖の状態が続くとインスリン抵抗性というインスリンが効きにくい体質になってしまいます。

軽度の糖尿病（糖尿病予備軍）であっても肥満や運動不足になるとTNFαというインリンの働きを邪魔するホルモンを分泌するのでインスリンが効きにくくなります。

いくら膵臓が頑張ってインスリンをたくさん分泌しても抵抗性が増して効き目が弱体化しているのですから意味が無くなってしまいますね。

たくさん合成したインスリンをたくさん分泌できるようにするためにはインスリン抵抗性を改善しておくことがベターです。

インスリン感受性が弱まった状態だとブドウ糖が細胞に吸収されにくいため血糖値が下がりにくい状態になります

インスリン抵抗性を改善する働きがある成分には「ペトラウメカ」や「ピニトール」といった植物性インスリンが有効です。

これらの成分を摂取すると、AMPKを活性化させます。

簡単に言うと糖の合成を抑制して糖や脂肪の分解を促進するということです。

合成され分泌されたインスリンを細胞に取り込むにはインスリンを伝達する物質が必要なのですが、これら植物性インスリンを摂取すると糖輸送担体（インスリンを伝達する物質）が活性化してインスリンの吸収が促進されるというわけです。

当たり前のことではありますが、いくら上記のような成分を積極的に摂取したところで日常の生活習慣も合わせて改善をしなければ得られるはずの効果はダウンします。

糖尿病にしろ他の病気にしろ病状が重度であれば、効果が薄くなることもあるので摂取量を増やしたり効果が表れるまでに時間がかかったりします。

食物でもサプリメントでもいくら効果的な成分だとしても摂り過ぎれば毒になることもあります。

健康的な適量で最高の効果を発揮してもらうためには、これらの恩恵を受け取る貴方自身の健康状態の改善も必須項目となります。

運動や食事、そして体の免疫力を高めることにも気を配って下さい。

当然ながら血糖値が気になって当サイトに来られた殆どの方は健康体とは言えない状態でしょう。

ですが血糖値が少し気になるという病状の悪さが軽度であるならば、ここで有効成分の摂取やその摂り方に気を配れば、そこまで大変な目に合って改善に躍起になる必要もなく『血糖値を下げる』という目的を達成して、正常な状態を維持できる可能性が大いにあります。